この間、二つの興味深いインサイト調査が発表されました。Helsinki PartnersとJETROは日本企業のヨーロッパでのオープンイノベーション活動やそのポテンシャルについて書きました。投資からオープンイノベーションまで目的が様々ですが、日系企業はますますヨーロッパに興味を持ってくれているのは確かです。
Helsinki Partnersのインサイト調査
Helsinki Partnersは3月に「日本企業はフィンランドのインパクトスタートアップに焦点を置かなければならない8つの理由」という意見レポートを掲載しました。読んでみましたら賛成です。
日本における投資現状のキートレンドとしてデジタルトランスフォーメーション、再生可能エネルギー、ヘルスケアやESG投資が指摘されます。これに基づいて、日本はフィンランドや北欧を見るべき下記の理由が述べられます。
- デジタルテクノロジーが先駆的です
- スタートアップエコシステムが強いです
- ヘルステクノロジー研究はイノベーティブです
- ハイクオリティの人材が盛んです
- ビジネスモデルが特徴的です
- 政府からの支援が強いです
- 幅広い事業分野におけるサステイナビリティシンキングが強いです
- グローバルな市場を目指す企業が多いです
いかがでしょうか。賛成でしょうか。
Japanese Corporate Innovation in Europe by ジェトロ
ジェトロも関連したレポートでヨーロッパのスタートアップに興味を持っている大手日系企業50社を紹介しました。事業分野が様々ですが、いくつかのトレンドがはっきりと見えてきます。
①日系企業の約60%はサステイナビリティに興味持っていることがはっきりわかります。
②2021年に比べてみますと、もっと多くに企業はIoT、ソフトウェア、InsurTechやAgri/Foodtechのソリューションを探求しています。世界中のトレンドを表していると思います。
③サステイナビリティの他、日系企業が最もオープンイノベーションを探っている事業分野は日本事態が強い製造業、エネルギー、モビリティとAIです。
これからの一年間、またどのような傾向があるかは後程わかりますが、楽しみにしています。
日系企業と北欧スタートアップのオープンイノベーション: ハジメ・ソリューションズの経験
私たちハジメは2022年の11月から2023年の3月迄までの数カ月の間、大手日系企業のオープンイノベーション活動を支援するプログラムを担当しました。参加する日系企業が9社でした。
まずは弊社アドバイザーとヒアリングを行いました。それから、日系企業のニーズに応じて北欧のイノベーティブなスタートアップをリストアップして、一番興味深い会社とアポを取りました。
プロジェクトを数字にしますと、4カ月半の間に
- 130社以上の北欧スタートアップを日系企業に紹介しました。
- 約30社とアポイントメントを取って、ミーティングにファシリテーターとして参加しました。
- ほぼすべての場合、ディスカッションが続きました。
- NDAに繋がったケースも少なくありません
このように、私たちハジメも現在のトレンドに乗って、日系企業と北欧スタートアップのオープンイノベーションを支援することを頑張っています。
お客様の声
Thank you very much for your kind support!
I appreciated your lot of help for our activity in gathering advanced innovative technologies from Europe.
Many of the companies/startups we were introduced from Hajime Solutions were very good.
お客様の声
It is our great experience to work with Hajime. I look forward to seeing you in Finland or Japan in the near future.
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